諏訪大社について

諏訪大社は、全国各地に1万社余の御分社を持ち、諏訪神社と称される御分社の総本社として、諏訪地方に4つあるお社の総称です。
諏訪湖を中心として南側に本宮と前宮からなる上社があり、北側に秋宮と春宮からなる下社があります。国内にある最も古い神社の一つとされています。

 

諏訪大社の特徴として、本来神様が祀られる本殿と呼ばれるものがありません。代りに秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝しています。

 

これは神社の原型であり、諏訪大社は古神道の信仰形態の姿を今尚残している神社のひとつです。

 

 

御祭神は出雲大社にに祀られる大国主命の子、「建御名方命」とその妃神「八坂刀賣神」である。下社には兄弟神の「八重事代主神」を併せ祀られています。
神社本庁の登録
■諏訪大社上社本宮 【御祭神】 建御名方神 八坂刀賣神
■諏訪大社上社前宮 【御祭神】 建御名方神 八坂刀賣神
■諏訪大社下社春宮 【御祭神】 八坂刀賣神
■諏訪大社下社秋宮 【御祭神】 建御名方神 八坂刀賣神 八重事代主神

 

祭神が4社ともに同一なのは近世の調整によるもので、戦後に恣意的に祭神の統一が図られたものである。

 

諏訪大社神社明細帳(『諏訪大社復興記』他)
■諏訪大社上社本宮 【御祭神】 建御名方神
■諏訪大社上社前宮 【御祭神】 八坂刀賣神
■諏訪大社下社春宮 【御祭神】 建御名方神 八坂刀賣神 (配祀)八重事代主神
■諏訪大社下社秋宮 【御祭神】 同上

 

諏訪大社は諏訪湖の中心に南北に4つの社が鎮座するが、同一の祭神では4つも別々に建立されている意味がない。その点『神社明細帳』では明確に区別されている。つまり、戦後に統一されるまでは、祭神は異なっていた。

 

本宮は、建御名方神
前宮は、八坂刀賣神
春宮・秋宮は、2神+八重事代主神
(春宮と秋宮は半年ごとに祭神が行ったり来たりするもので、2社で1社とされる。)

 

諏訪明神は南宮大明神とも呼ばれますが、古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神であり、元寇の撃退の功から日本一の風神と鎌倉幕府に認められ、勇猛な神で、開拓神でもあり、皇室武門および一般の信仰も古来より厚かったとされています。また、出雲の国譲りの際、一度は破れているものの、信濃の国の国造りを成し遂げたところから、一度や二度の失敗にめげてはならないという教えから奮起を促す神とも言われています。
古くは狩猟の神、武家の時代には軍神、現在は生命の根源・生活の源を守る神として御神徳は広大無辺で、多くの片が参拝に訪れます。