御柱とは

平成28年度御柱祭前宮四建御柱。撮影:野明美紀

 

「御柱祭」とは寅と申の年の七年目毎に、諏訪大社(上社の本宮、前宮、下社の春宮、秋宮)の四つの社殿の回りに四本ずつ、計十六の十五メートル前後の巨大なモミの柱を新しく曳建する行事である。

 

上社は八ヶ岳の中腹から上社までの約二〇キロの距離を、山出しに三日、里曳きに三日、計六日かけて曳きそして立てられる。その途中、上社の場合は木落しと川越しの二つの難所を越えなければならない。
下社は八島高原近くから下社までの約一〇キロの距離と短いが、崖を落ちる危険な木落しが待っている。

 

御柱祭は正式には「式年御造営御柱大祭」という。
記録に見えるのは垣武天皇の御代(平安時代初頭)であるが、それよりも前からあったと行事と推察できる。ただし、現在のような御柱祭の形になった時期は不明であり、古代の生贄の儀式が、木で代用されたのが始まりなのかもしれない。

 

御柱年には諏訪地方では、街角の小さい祠や道祖神にはじまり、境内社の一つ一つに至るまで、ほぼすべての神社で御柱の建て替えが行なわれます。